勉強する理由とか

先日、HTTP::EngineとかData::Modelとかでこめったーを作った。
正直色々勉強しながらあれこれ調べながら作ってたのだけど、勉強になったし、とても楽しかった。
作った理由はと言われると、ちょっとばかりよろしくない。
単純に何かを作るのが好きで楽しいから、perl界でモダンなあれやこれに全くついていけてないのでこの機に学んでみようと思ったから、というのもあるが、最初の動機は、転職してからあることを考えるようになってからだ。

だるろぐ跡地の方でも書いたが、僕はレベルの高い現場、成長できる環境を求めて7月に転職した。前職で、有能な人は次々転職していったので。
今の職場は実に素敵なのだけど、入ってすぐ打ちのめされた。レベルの高さにだ。
俺の貧弱な語彙じゃ言い表せないのでろくに説明もできないけど、大学生が社会に出たときくらいの違いだった。
入社前に、自分の能力を鑑みて、この程度くらい出来るだろう、と予想していたが、見事なまでに甘かった。
知らない知識・常識・技術、今までと違いすぎる開発体制・規模。本番サーバで作業するときのプレッシャー。
そこらの話に耳を傾けてみると、皆何を言ってるか分からない。ネットで見覚えがある程度。
俺10人で、やっと既存エンジニア1人分くらいじゃないか？大学上がりの新人ならまだしも、中途採用でこれか？
冗談でも自虐でも大げさでもなく、事実として一番役に立たない。悔しいと思うよりも泣きたい。というか泣けた。
入ったばかりだから、なんて言いたくはない。転職した理由は何だ。
上司に相談したら、考えすぎ、ちゃんとやれてる、出来ない人だと思ったら採用しない、など言ってもらった。
確かに考えすぎは多少ある。でも、それを聞いた上でも不安は晴れない。

まあそんなわけで、会社でやる事以外にも、自分で勉強しようと思ったのが動機で。もちろん自分の成長にも繋がるけど、何かちょっとおかしくないかとは思う。
自分の価値をアピールするなら、社外で何かするより、仕事だよな、と。
そして、社外でいくら何かをしても、それは多分社内で生きる機会は非常に少ない。

閑話休題。

自分は、誰にでも出来るような事しか出来ない人間にはなりたくないと思ってる。また、そうでない人間、優秀な人には憧れる。
一番尊敬しているのが神だ。こめったーにHTTP::EngineとData::Modelを使ったのは、これがきっかけだったりする。
http://twitter.com/kamipo/status/1849719180
http://twitter.com/kamipo/status/1849726115
この辺も、色々どうよと思うし極たまに突っ込まれるのだけど。彼には本当に勉強させてもらっているし、世話になっている。それは転職した今も変わらない。
彼と会ったばかりの俺ときたら、思い出すのも拒否したい程の雑魚だった。未熟とかそういう次元じゃない。立ってる土俵が違った。
とはいえ、こめったーのコード見てもらったら、「よくできてる」と言われたので、そこそこ成長したと思われる。ところで、言われたときはかなり嬉しかった。彼に「悪い」と言われないコードを書けるようになるのを長く目標としていたので。

まあなんというか。会社で打ちのめされようが、いつまでもいじけてられないわけで。それこそ採用してくれた人たちに申し訳が立たない。自分で勝手にへこんだ後は、自分で勝手に立ち直らないと。
というわけで半年より早く戦力になれるように生きますのでよろしくお願いします色んな方々様。